カイジの基礎研究

カイジ化学分析

カイジは有機成分の多糖蛋白質及び20余種のミネラルを含有しており、その成分はカイジ菌質の子実体と一致しています。 主な活性成分はPS−Tという多糖蛋白で、6種の単糖からなる雑多糖と18種のアミノ酸とが結合した蛋白質です。PS−Tは茶褐色の粉末で、顕著な融点はありません。280℃になると黒くなり、お湯に溶けやすい。低濃度のエタノールにはやや溶けます。水溶液のPHは5-6で旋光性はありません。総量に対し糖は41.53%、水分は8.72%、加水分解後では総量に対しアミノ酸が12.93%になります。分子量は30,000です。多糖と蛋白質の含有量はカイジ生産品の質量標準の重要な基準となっています。

腫瘍抑制動物実験

カイジ菌質は中国国家一種類漢方抗ガン剤の原薬材料であり、熱水抽出で清膏(エキス)にした後、水溶剤(顆粒)を作ります。解放軍腫瘍研究中心、中国化学院上海薬物研究所、江蘇省腫瘍防治研究所などのグループがカイジ清膏(エキス)の中の多糖蛋白PS-Tを動物に用い、腫瘍抑制試験を行いました。実験結果を総合すると、腫瘍抑制率が高い投与量の範囲判明し、生命延長率は38-50%となりました。

免疫賦活作用

カイジの多糖PS-Tは細胞の貪食機能に対し顕著な促進作用があり、マクロファージと好中性白血球を増強し、NK細胞を活性化します。マクロファージは異常細胞であるがん細胞を食べます。加えてがん細胞を認識したマクロファージは腫瘍壊死因子TNFを出し、これもがん細胞を死滅させます。多糖そのものには抗がん効果はありませんが、がんに対する免疫力を高め、がん細胞の成育と増殖を阻止します。 マクロファージが異常細胞(がん)を食べるとヘルパーT細胞が活性化し、増殖します。ヘルパーT細胞はインターロイキン2(IL-2)や4を放出し、T細胞を分裂、増殖,成熟させ、分化させます。さらに活性化したヘルパーT細胞はキラーT細胞(抑制T細胞)を活性化し、TNF細胞にがんを攻撃する抗体の生産をうながします。 また、PS-TはNK細胞(ナチュラルキラー細胞)を増強させます。NK細胞もがん細胞を攻撃します。NK細胞は20歳がピークで年とともに減少しますが、これを活性化します。

カイジの毒性試験

1)急性毒性試験――マウスにヒトの臨床用量の126.6倍(20,000mg/kg、ラットにヒトの臨床用量の95倍(15,000mg/kg)を投与し、毒性試験を行いましたが、LD50は未検出です。最大耐受量はマウスが 20,000mg/kg ラットは 15,000mg/kgです。
2)長期毒性試験――マウスの胃に人間の臨床剤量(相当)の95倍を投与し、犬に人間と同じ剤量を投与し、また、人間の臨床用量の24倍を投与した結果でも病理変化がありません。(長期毒性試験では、3ヶ月間ラットにヒトの臨床用量の95倍を強制経口投与し、病理変化が見られないことを確認しました。また、6ヶ月間、家犬にヒトの臨床用量の24.7倍を服用させ、病理変化がないことを確認しました。)
3)特殊毒理試験:誘発変化試験――細胞遺伝毒性―微核染色体の奇変化は陰性反応です。 変異原性はありません。 抗がん作用薬は千種類以上がありますが、無毒といえません(副作用がある事)。 近20年の研究、開発、臨床の結果により、抗がん新薬カイジ薬品は副作用がありません。